『ユーリ!!! on ICE』(ユーリオンアイス)全12話視聴した感想&考察です!
本当は『ユーリ!!! on Redio』の最終回を聴いた後に感想を書こうと思ったのですが、大晦日になってしまいましたよ!
放送終了から10日近く経ちましたが想像以上にユーリロスがキツい(涙)
それだけ好きな作品に出会えたことは幸運でもありますがやはりツラいですね。去年は『放課後のプレアデス』ロスがキツかった。
2年連続でこんなに心に残る素敵な作品に出会えて幸せです!
今回は最終回(第12話)の感想&考察で書ききれなかった「勇利とヴィクトルの愛について」を中心に『ユーリ!!! on REDIO』最終回の感想も書いていきます!
注意:ネタバレありです!あくまで私の個人的な感想や考察です。
追記しました!
第1話からの伏線が凄かった…そして多分3話のヴィクトルのあのセリフがまんま伏線だったんじゃないかと思います。あと衣装が…とっても…
いろいろ追記しましたが哲学がテーマになっていたんじゃないかと思いました。
追追記!
勇利のモデルと言われる人物のひとり町田樹選手の別名が「氷上の哲学者」だった(汗)町田選手は24歳で突然引退を発表したそうで…放送当時知ってたらもっと楽しめたかもっ!
勇利とヴィクトルの愛についてのヒント
『ユーリ!!! on ICE』は愛がテーマ。
恋愛、家族愛、兄弟愛、師弟愛、友愛、人類愛……愛には色々な形がありますが、『ユーリ!!! on ICE』最大の謎…
勇利とヴィクトルの間にある愛は一体どんなものだったのでしょうか。
最終回の最後まで見て気づいたことがあるので見ていきましょう!ちょっと深く考え過ぎたかなという気もしますが(汗)
女性的に描かれるヴィクトルの謎
『ユーリ!!! on ICE』を見ていてずっと気になっていたことがあります。
それは…
女性的に描かれるヴィクトル。
ヴィクトルは超絶イケメンでもちろん超かっこいいのですが、同時に中性的で「美しい」という言葉がピッタリくるほどの美人さんで、どこか女性をイメージさせる描かれ方をしています。
若い頃ロングヘアーで女性っぽかったり(1話、7話)
ヴィクトルの気持ちのような曲が女性ボーカルだったり(劇中曲から見た伏線)
例の「伝説の7話」で「エンダアアアアアアアアアアアイアアアアアア」する方だったり(7話)
プロポーズ(?)される方だったり(9話)
エンゲージリング(?)を貰う方だったり(10話)
結婚式(?)の立ち位置が新婦(左)だったり(10話)
女性的な美しさもあるヴィクトルというキャラクターはとても魅力的で、それが『ユーリ!!! on ICE』大きな魅力のひとつでもあるし、物語の中で勇利と対照的に見せるためなんだろうと思っていましたが…
「離れずにそばにいて」の意味深な一節
「女性的に描かれるヴィクトル」の他にもずっと気になていたのが、ヴィクトルFS曲「アリア《離れずにそばにいて》」のイタリア語の歌詞の一節…
“e i battiti del cuore
si fondono tra loro”
和訳するとこんな感じ…
「そして私たちの鼓動はひとつに混ざり合う」
この一節は勇利のエキシビション曲「デュエット《離れずにそばにいて》」になっても消えることはありませんでした。
最終回まではブロマンス的目線というかBL…腐った目線で見ると思わず「ぐへへへっ」となる一節なんですが、最終回最後まで見ると「あれ?これってもしや…」と気づくことがありました。
勇利のエキシビションでこの歌詞が流れるのシーンは、勇利とヴィクトル、ふたりがくるくるとひとつに混ざり合うように滑るシーンになっています……
アンドロギュノス
哲学者プラトンの『饗宴』には、人間の起源について次のような内容が書かれているそうです…
人間はもともと男性と女性のふたりが背中合わせで繋がった一体、アンドロギュノスでしたが、神により二体にからだを切り裂かれてしまいます。
それ以来、人間は失われた自分の半身に憧れ、結合しようと求め合い、そこに「愛」が生まれたそうです。
人類にとって離ればなれになった自分の半身を見つけることが最大のテーマなのかもしれません。
ギリシャ神話がもとの話だそうですが、なんともロマンチックですね。
そしてポイントとなるのが、この「アンドロギュノス」の話は「エロス」に関する演説に出てくるそうです…
- 勇利のSP曲は「愛について〜Eros〜」
- ヴィクトルのFS曲は「離れずにそばにいて」
こ、これはっ!!
「アンドロギュノス」から「女性的に描かれるヴィクトルの謎」や「私たちの鼓動はひとつに混ざり合う」の意味が見えてきます。
「半身」である伏線?
勇(僕はひとりで滑っていく…そのために何が必要なんだろう…)(1話)
ヴ(新しい強さは自分で作り出すしかない…ずっとそう思っていた…)(11話)
ヴ(今は勇利を通して新しい感情が俺の中に流れ込んでくる)(11話)
勇(僕の中にいるヴィクトルを見てて)(最終回)
勇利とヴィクトルが重なって描かれる(1話、最終回)
「離れずにそばにいて」が独唱曲(1話)から二重唱に(最終回)
「Yuri on ICE」は最初は1人で弾けるけど最後は2人じゃないと弾けないそうです
2人のそれぞれの気持ちを歌っていると思われる曲に「運命の人」(劇中曲の考察)
火鍋:陰陽=男女(6話)
勇利とヴィクトルの髪の色:白(灰)と黒=陰陽
勇利とヴィクトルの衣装:赤(紫)と青=陰陽(1話、最終回)
「Still Alive」に太陽と月、朝(昼?)と夜=陰陽(劇中曲の考察3)
そう言えば、オープニングの『History Maker』にも「あなたの運命が横たわる場所」のような意味のフレーズがありましたね。
「離れずにそばにいて」の衣装など…
「離れずにそばにいて」の勇利とヴィクトルの衣装の左袖の色
→なぜか片腕だけグラデーションがない
→1人では不完全。2人で完全という意味で…
→「アンドロギュノス」の半身の隠喩?
勇利とヴィクトルは髪の分け目が逆
→名前が同じ勇利とユーリは左分け
→ヴィクトルは右分け
→勇利とヴィクトルが向き合うと分け目が鏡映しに
→お互いを見るとき相手の中に自分自身を見る?
そしてもうナチュラル過ぎてなんとも思っていませんでしたが…
やたら勇利の背中に張り付くヴィクトル
→ただ距離感が近いとか
→勇利を気に入っている&好きと思っていましたが…
→これ…背中って…まさか…マジなのか…
追記:英語で「中性的な」は’epicene’や’neutral’なんかもありますが
→まさかの’androgynous’でした…
→まじかぁ…知らなかった…
追記:「半身」である伏線をさらに発見!?
3話の感想&考察を書くために1〜3話もさらっと見直したのですが、1話で子どもの頃の勇利が、世界ジュニアで滑るヴィクトルをテレビで見て憧れるという回想があります。
このシーンひょっとしたらとんでもない伏線だったかもしれません。特に勇利の衣装が…
世界ジュニアの開催地…ブルガリアのソフィア…
勇利がヴィクトルに憧れるきっかけとなった世界ジュニアの開催地が…(1話)
→ブルガリアの首都ソフィア…
→リアルの11年前2005年の開催地はカナダのキッチナー
→ソフィア市には「聖ソフィア寺院」という寺院があり市名の由来だそうで…
→「ソフィア」は女性の名前にも使われますが…
→古代ギリシャ語では「ソピアー」で「智慧」「叡智」の意味…
→また「智慧の女神」とも考えられているそうで…
→グノーシス主義ではソピアーは「アイオーン」、神の一柱で…
→アイオーンは男性アイーンと女性アイオーンで一対の「両性具有」だそうで…
→ソピアーは女性アイオーンで彼女の伴侶の男性アイオーンは「テレートス」…
→「テレートス」は「欲望※」を意味し…
→勇利と「大人の色気」などいろいろ被っていたスンギルのテーマは「貪欲」8話…
→スンギルSPの衣装の色はレインボーカラーでした…
→ちなみに「哲学」は英語で’philosophy’「フィロソフィー」で「ソフィア」に由来…
→参考:ソフィア – Wikipesia
→まじかぁ…
※「テレートス」=「欲望」じゃなくて「切望」かも…ちょっとこの辺よくわかりませんでした。
ちなみに、神話ではソピアーの墜落によってこの世界が生み出されたそうです。
スンギルのSPは「Almavivo」でしたが、あまり詳しくないのですが、スペイン語の’alma’「魂」は女性名詞なので女性形容詞’viva’「生き生きした」の’Almaviva’が正しいように思えますが…
そこを男性形容詞’vivo’を使っているので、この「魂」は男性、すなわち勇利を意味しているのではないかと思いました。
- 女性アイオーン(ソピアー)=ヴィウトル
- 男性アイオーン(テレートス)=勇利
に置き換えられるかもしれません。
例の7話の後なのでスンギルの衣装の色も愛を意味するので気になり「貪欲」もひっかかっていましたが、まさかこれも伏線でしょうか。
ちなみに、ソフィア市には「聖ゲオルギ教会」なんて名前の教会もあるそうです。
あと、全く関係ないですが「アイオーン」の綴りは’AEON’あのスーパー「イオン」と同じです。よくよく考えたら凄い名前のスーパーですね。
アイオーン「キリスト」の花嫁…
グノーシス主義はキリスト教では異端とされるそうですが、宗教哲学としてキリスト教の流れも含んでいて次のような話もあります…
至高神アイオーンの世界にいたソフィアは、ある過失を犯し天界から落下してしまいます。
ソフィアは助けにきた他のアイオーンに救出されますが、天界へ戻るため自身の穢れた部分を切り離して置いていきます。
この切り離されたソフィアの穢れは、出自を忘却しているのか、自分こそが至高神だと思い込みアイオーンを真似てこの世界と人間を創ります。
しかし、不完全な神に創造されたこの世界もまた不完全で、それ故に人間の生は悲惨なものになっています。
この不完全な神に創られた人間もまたソフィアの欠片であり、その人間を救済するために天界からある男性アイオーンが地上に使わされます。
その男性アイオーンがイエス・キリストと言われています。
そして、この世界は男性アイオーンのキリストと女性アイオーンのソフィアの欠片(人間)の結婚によって世界は救済されると言われています。
正しく理解できているか微妙ですが、ざっくりまとめるとこんなお話だそうです。
哲学用語で、あの伝説のRPGゲーム『ゼノギアス』を思い出し(笑)中二心に火が付き調べてみましたが、まさかの「キリスト」「結婚」「花嫁」「花婿」というキーワードが出てきました!!
ヴィクトルの誕生日はクリスマスなので、今度はさっきと逆になってしまいますが
- 男性アイオーン(キリスト)=ヴィクトル
- 女性アイオーン(人間)=勇利
に置き換えられるかもしれません。。。
ちなみに、10話の教会前のシーンでは
- 新郎=勇利
- 新婦=ヴィクトル
の立ち位置でした。
「キリスト」に関するキーワードは「王様とスケーター」でも考察しましたが、これもまた伏線なのでしょうか。。。
正直、これはさすがに行き過ぎた感がありますが(汗)
でも、勇利は「エロス」の演技だったり女性っぽいところもあるんですよね。それにヴィクトルを「神様」みたいと言っているし、勇利を助けにきてるんですよね。
うーん。どうなんだろう。。。
それにしても凄い世界観の話ですね…なんていうかとっても『ゼノギアス』(爆)
「永遠」を意味する「アイオーン」…
ギリシャ哲学や神話では「アイオーン」に「永遠」という意味もあるそうです。
「アリア《離れずにそばにいて》」にも正しく訳せているか微妙ですがこんな歌詞がありました…(劇中曲から見た伏線)
「もしあなたに会えるのなら、希望から永遠が生まれるだろう」
この歌詞も意味深でしたが…
「永遠」→「アイオーン」→「両性具有」→「アンドロギュノス」→「エロス」→「求め合う愛」→「愛」
「デュエット《離れずにそばにいて》」では消えるこの歌詞の意味は、
「勇利とヴィクトルが出会ったことで『愛』が生まれた」
ということでしょうか。
あと、厳密には違うんだと思いますが、7話の例のキス?シーンで流れていたEDのイントロが
羽多野渉さんのアルバム『キャラバンはフィリアを奏でる』収録の『You Live Only Once -everlasting-』バージョンに似ていて、この’everlasting’は「ずっと続く」という意味でつまり「永遠」です。。。
これはさすがにたまたまなのでしょうが、羽多野さんのアルバム名にある「フィリア」はアガペーやエロスと共に古代ギリシャの4つの愛のひとつ。
- Agape:アガペー(真の愛)
- Eros:エロス(性愛)
- Phillia:フィリア(友愛)
- Stroge:ストルゲー(家族愛)
「愛について〜Eros〜」の衣装…
「愛について〜Eros〜」はもとはヴィクトルのプログラム。
そして、衣装も勇利が憧れるきっかけとなった世界ジュニアでヴィクトルが着ていたものです。
黒くてどうなってるかよく見えていなかったのですが、3話の「温泉 on ICE」では照明の関係かまあよく見えまして。で、よく見てみると…
「愛について〜Eros〜」の勇利の衣装の右半分
→半身がちぎられたように右半身がメッシュ?になっている…
→右半身にだけ女性のスカートのようなヒラヒラが…
→そしてこの衣装についてヴィクトルのコメントが…
→ヴ「その時は髪が長くて男女両方をイメージした衣装にしたんだ」(3話)
→右半身が女性で左半身が男性ということでしょうか…
→まじですかぁ…
そう考えると勇利の「エロス」の演技も伏線だったのかもしれません。
「愛について〜Eros〜」の勇利の演技
→はじめは女性的だったのが最後は男性的(勇利自身)に
ヴィクトルが直接言っちゃってるので「離れずにそばにいて」よりこちらの方がとんでもない伏線でしたね(笑)
追記:デニス・ヴァシリエフス選手の衣装がエロス!!! 2019.10.26
ラグビーW杯イングランドVSニュージーランド戦のムキムキ筋肉と筋肉の戦いを堪能した後、シーズン到来とのことで、GPシリーズ2019-2010カナダ大会をテレビで観ていたのですが…
リアルヴィクトルことステファン・ランビエールさんをコーチに持つデニス・ヴァシリエフス選手の衣装に既視感があると思ったら…まさに「愛について〜Eros〜」の衣装でした!!
うおおおおおおおおおお!!萌えるッ!!!
っと言っても細部は異なっていて、特に背中が透けクロスになっていてアニメよりエロス炸裂でしたッ!!ヤバイッ!!
滑走もとても美しくて素敵でした!!!
アンドロギュノスの半身
勇利もヴィクトルも周りの人の愛に支えられ決して孤独ではなかったはずですが、人間の起源が「アンドロギュノス」ということを考えると、2人とも自分の半身に出会えていなかったので決して満たされることはなく常に孤独だったはずで…
そう考えると…
勇利とヴィクトルはお互いに自分の失われた半身を探し求めていた
ということで…
「私たちの鼓動はひとつに混ざり合う」は
引き裂かれた自分の半身を見つけてひとつになったということ
つまりふたりはお互いに…
たったひとりの自分の「半身」つまり運命の「愛」を手に入れた
ということではないでしょうか。
最終回の冒頭でヴィクトルが泣いていましたが、やっと巡り会えた自分の半身に別れを告げられ、まさにその身をまっぷたつに切られるような思いだったのでしょうか。
・・・
最終回を1回目見たときは「アンドロギュノス」について思いもしなかったのですが、それでもラストの勇利とヴィクトルのスケーティングシーンが本当に素敵でなにか心の底からこみ上げてくるものがありました。
例のシーンがある7話と同様、最終回も好き過ぎてYouTubeで海外の反応も見たのですが、男性女性関係なく最後のふたりのシーンに皆さん瞳をキラキラさせてうっとり見いていましたよ!「オーマイガーッ!!」連発で大変微笑ましかったです。
正解かどうかは分かりませんが、勇利とヴィクトルふたりの今までの歩み、そして人類の起源「アンドロギュノス」の愛を彷彿とさせるシーンなので、人種や性別を越えて多くの人の心を掴んだのではないでしょうか。
ちなみに、人間の引き離された半身は必ずしも異性とは限らないそうです。
あと、ユーリ(ユリオ)についても「私たちの鼓動はひとつに混ざり合う」と似たキーワードが出ています。
それは10話でバイクに乗ったオタベックがユーリを連れ去るシーンのSNSの書き込みで内容は…
SNS「それは、単なる移動か。鼓動を重ねてマシンと語り合う時間か。」
こ、これはっ!!ユーリにとってオタベックが「半身」ということでしょうか!?
イデア
プラトンの哲学には「イデア」という言葉があります。
イデアとは肉眼で見えるものではなく「心の目」によって見る「ものごとの真の姿」だそうです。イデアには次のような話があります…
我々の魂は、かつて天上の世界にいてイデアだけを見て暮らしていたのだが、その汚れのために地上の世界に追放され、肉体(ソーマ)という牢獄(セーマ)に 押し込められてしまった。そして、この地上へ降りる途中で、忘却(レテ)の河を渡ったため、以前は見ていたイデアをほとんど忘れてしまった。だが、この世界でイデアの模像である個物を見ると、その忘れてしまっていたイデアをおぼろげながらに思い出す。このように我々が眼を外界ではなく魂の内面へと向けなおし、かつて見ていたイデアを想起するとき、我々はものごとをその原型に即して、真に認識することになる。
「一目惚れ」とか「恋に落ちた」ようなシーンでしたが、哲学的に見ると1話の子どもの勇利はヴィウトルの中に、10話のGPFバンケットでのヴィクトルは勇利の中にそれぞれ「イデア」を見たのかもしれませんね。
『ユーリ!!! on REDIO』最終回の感想!
「まとめ」の前にちょっと『ユーリ!!! on REDIO』の感想です!
あまりアニメ関連のラジオを聴いたことがなかったのですが、アニメが好き過ぎて後半からですがラジオも聴きいていました!
勝生勇利役の豊永利行さんとユーリ・プリセツキー役の内山昂輝さんのお2人がパーソナリティーのラジオでお2人の仲良い様子や個性豊かなゲストのみなさんに毎回ほっこりでした!
最終回のゲストは原案の久保ミツロウ先生!!!
今回、番組が終わるのがほんとあっと言う間で!もっと色んな話とか解説を聴きたかった〜!久保先生や山本沙代監督のユーリ!!!愛が感じられる素敵な回でしたよ!
個人的に気になっていた最終回のあのシーンのヒントが分かったのが大きな収穫でした!
ユーリは悲劇体質
正直、最終回のユーリ(ユリオ)の涙の意味がいまいちよく理解できませんでしたが、「ユーリは悲劇体質」がヒントになっているんじゃないかと思いました。
3話のユーリの回想やフィギュアで一家の大黒柱を勤めていたり(公式ホームページより)ユーリにはアガペーのじいちゃんがいますが、母親父親が不在だったりやはり暗い影があるようです。
ユーリの涙には、これまでの彼の人生に大きな孤独や苦悩があったことを意味していたのではないでしょうか。
悲しいお話ではなく愛情あふれる話にしたかったと言う久保先生の言葉が印象的でした。
個人的にユーリ、ヤコフ、リリアが一緒にいるコマがとても暖かくて好きで、ユーリが愛を知っていく過程の物語も見てみたいですね。
まとめ
3話でヴィクトルはユーリに自分にとってのアガペーはなんだと問われ「言語化できるわけないだろ」と答え、4話では勇利が記者会見で「僕の愛。それはわかりやすい愛や恋ではなくて…」と言っていましたが…
勇利とヴィクトルがお互いに惹かれあった理由は、言葉では説明できない人知を超えた何かがあったのかもしれませんね。
『ユーリ!!! on ICE』は本当に丁寧に細かいところまで考えて作られていて、見るたびに新しい発見があって楽しいです。
製作者にとって「実はこういう意図で〜」というのがきっとあるんだと思いますが、視聴者に想像の余地を残した描かれ方なので考察が本当に楽しかったです!
でも楽しいと同時に「そこんとこ本当はどうなのっ!?」と視聴者を思わせるところがまた憎いです!
特にヴィクトーーーーーーーール!!!
2期とか続編とかでその気になるところが見てみたいですね。ほんと!!!
「紅白」が終わって「ゆく年くる年」がはじまってしまいました!放送は終わってしまいましたが3〜6話の感想&考察も折角なので書きたいと思います。
今年は『ユーリ!!! on ICE』に出会えてとてもいい年でした!では、みなさん良いお年を!
・・・
追記:1〜3話を改めて視聴して追記しましたが、ひょっとしたら「アンドロギュノス」はある意味アタリかなと思えて来ました。
1話の子どもの勇利がヴィクトルに憧れるあのシーンにいろいろ詰まっていたなっと。特に1話のブルガリアの「ソフィア」!!!
「ヴィクトルはロシア人だからブルガリアは開催地か〜設定細かいなぁ」
なんて思っていましたが…もしこれが伏線だったら本当に細かくてすごいっ!ちなみにリアル世界ジュニアでもブルガリア・ソフィアで開催年もあります。
今回の考察をしてて、あの色んな意味で伝説のRPGゲーム『ゼノギアス』を思い出しましたよ!!
あの「いいえ、私は遠慮しておきます…」の元ネタの(笑)
超傑作ゲームソフトなんですが不遇な作品で公式では続編が作れないんですよね…実質的な続編の『ゼノサーガ』とかありますが。。。
ちょっとうろ覚えですが「片翼の天使」がある意味『ユーリ!!! on ICE』とテーマが似ているかもしれません。
「片翼の天使」は片方しか翼がないからひとりでは飛べないんですよね…だから…うん…(涙)
今わかったのですが、ゼノギアスの「片翼の天使」はソフィアというキャラクターが出てくるので元ネタはアイオーンだったんですね。…まさか十数年の時を経て意味を理解することになるとは思いもしませんでした(笑)
そして、ゼノギアスは来年で20周年なんですね…うそでしょぉ…
「アンドロギュノス」が出てきたかは覚えていないのですが「グノーシス」「アイオーン」「ソフィア」などの哲学用語に厨二心をくすぐられた方は是非プレイしてみてはいかがでしょうか?(PSアーカイブスでプレイできるようです!)
中二病まっさかりのときにプレイしましたが、大人になってもあのストーリーは面白いと思います!
設定が凄く細かくてあの分厚い公式設定資料集も持っていますよ!あと音楽もとにかく素晴らしくてサウンドトラックも持ってます!!
それがこれっ!
特にEDの『SMALL TWO OF PIECES〜軋んだ破片〜』がほんと名曲で!当時は珍しい歌詞ありでサビがストーリーにリンクしててフェイとエリーが…
「あなたと私なら答えを見つけることができる。私たちなら世界の果てまで走ってゆける」みたいな英語の歌詞が素敵で(号泣)
オーケストラバージョンも出てたぁぁぁ(号泣)
昔はたぶんストーリーの1割も理解できていなかったと思いますが、大人になった今だったら8割くらいは理解できるかな(笑)
ちなみに私のお気に入りはトロネちゃんとエメラダでした!
もうずいぶんゲームをプレイしていないのですが久しぶりにやってみたくなりました!