ネタ切れしてしまいすっかり放置してしまったブログなのですが(汗)
今期アニメ『ユーリ!!! on ICE』(ユーリオンアイス)にドハマりしていまして。
毎週楽しく見ていたのですが、例の第7話があまりにも素晴らしく感想や考察なんか書いたみたいなぁと思いブログ復活しました!
今回は、第7滑走 「グランプリシリーズ開幕!やっチャイナ中国大会!フリープログラム」の感想&考察です。
注意:ネタバレありです!あくまで私の個人的な感想や考察です。
とても長くなってしまったので目次を活用してください。
中国大会フリースケーティング
前回のショートプログラムでトップに躍り出た勇利!!
ですが…
今回、今まで勇利が散々言ってきた自身のメンタルの弱さを本当の意味で見ることになります。
勇利ママやチェレスティーノが指摘した通り、メンタル弱い上に追われるのに慣れていない勇利のハートはすでにガタガタ。
一睡もできずにフリースケーティングの朝を迎えます。アチャー
テレビに映し出される勇利の絶望顔をゆーとぴあで目にした勝生家と西郡家はと言うと…
心配しつつもどこか慣れた様子。んん?
フリースケーティング開始!
さて今回のFSの滑走順は…
- ジ・グァンホン 17歳(中国)
- クリストフ・ジャコメッティ 25歳(スイス)
- ピチット・チュラノン 20歳(タイ)
- レオ・デ・ラ・イグレシア 19歳(アメリカ)
- ギオルギー・ポポーヴィッチ 25歳(ロシア)
- 勝生勇利 23歳(日本)
フィギュアスケートまったく詳しくないのですが前日のショートプログラムの得点の逆順に決まってるのかな?
一番最後は豆腐メンタルにはキツそうです!
グァンホンのFS:The Inferno
FS使用楽曲:映画”上海ブレイド”より「The Inferno」
テーマ:絆とバイオレンス
「Inferno」とは英語で「地獄」とか「大火」「猛火」という意味。
SPでは少ししか見れませんでしたが、今回はスケーティングと脳内イメージストーリー(?)の半々でバッチリ描かれています!
グァンホンくんのパートでは、17歳の若いフィギュアスケーターの特徴を知ることができます。
彼はまだ選手として若く自分の意見を出すというより、納得いかない点があってもコーチに教えに従っているようです。
普段かわいらしいグァンホンくんですが、イメージストーリーの中ではキリッと男らしい姿を見せてくれます!レオくんやギオルギーが登場したり面白くて必見です!
合計得点:248.69点
キスクラで大きなクマのぬいぐるみをハミハミしながら悔しがる姿がかわいい!これから成長が期待です!
行く行くはレオくんのように自分で振り付けもするのかな。
クリスのFS:スペイン狂詩曲
FS使用楽曲:スペイン狂詩曲
ベテランのクリスは滑走前でもリラックス。
が、いつもと違ってSPから「勝負モード」に入ったまま。どうやらユリオだけでなくクリスも勇利を意識している様子。
10年前ヨーロッパフィギュアスケート選手権でシニアデビューのクリスがヴィクトルと出会う回想があります。
青い薔薇の花冠のロングポニテのヴィクトル!
まるで「氷の妖精」のように美しいです!この頃からファンサービスを欠かさず、クリスはこのときヴィクトルに魅了されてしまった模様。
滑走中にヴィクトルに対する思いが語られます。
前回さらっと勇利に言った言葉が彼自身の言葉でもあったと判明します。
合計得点:283.81点
さすが表彰台でヴィクトルと肩を並べるクリス!圧倒的な強さです!
「色気の破壊兵器」クリス…今回もエクスタシーを感じていました(爆)
10年前はあんなに可愛らしかったのにどうしてこうなった(笑)
【気になるポイント】
ク(氷を降りて守るものができるなんてヴィクトルらしくないよ)
→ヴィクトルにとって勇利は守るもの?単に生徒だから?それとも…?
ク(勇利はきみを超えられない)
→勇利を格下に見ている
→2話では勇利が「こんなんじゃヴィクトルを超えられない」と無意識に口走る
→勇利はヴィクトルを超えようとしている?
10年前のヨーロッパ選手権(ユーロ)
→ヴィクトルは(17歳)優勝。クリス(14歳)はシニアデビュー
→開催地フランス・リヨン Palais des Sports de Lyon
→リアルの10年前2006年と同じ
→リアルではロシアのプルシエンコ選手が優勝。スイスのランビエール選手が2位
→追記:現在を2016-17シーズンと考えると
→10年前は2006-2007シーズンなので開催地はポーランド・ワルシャワ
→ユーロ大会は1月開催なので
→ヴィクトル(18歳)優勝。クリス(15歳)でシニアデビューでしょうか
ロングヘア花冠のヴィクトル
→中性的で妖精やお姫様のよう
青い薔薇
→花言葉:奇跡・神の祝福・不可能・夢がかなう
(長年青い薔薇を作るのは不可能とされていましたが、2004年に青い薔薇の開発に成功し「夢がかなう」と言われるようになったそう)
ピチットのFS:Terra Incognita
FSの使用楽曲:映画”王様とスケーター2″より「Terra Incognita」
って「2」あるんだ!ピチットくん好きだな〜この映画(笑)「Terra Incognita」とはイタリア語?で「未開の地」という意味。
SPの「Shall We Skeate?」でがっちり観客の心を掴んだピチットくん。
タイ人スケーターとして快挙を達成&パーフェクトな滑りで観客を魅了します!
合計得点:285.76点
クリスを上回ります!褐色太眉かわいいピチットくん!勇利にはない天性の華やかさがありますが、彼が飛べるジャンプが勇利やクリスに比べて限られていると判明。
レオのFS:オンブラ・マイ・フ
FSの使用楽曲:オンブラ・マイ・フ(ヘンデルのラルゴ)
アニメの中では紹介されませんでした。
「Ombra mai fu」はイタリア語で日本語だと「優しい木陰よ」と呼ばれることも。オペラ『セルセ』に登場し王セルセによって歌われるアリア(独唱曲)。
(参考:Wikipedia_オンブラ・マイ・フ)
前回フィーチャーされたレオくん。FSは滑走開始前と滑走が少しでした。
20数分間のアニメにこれだけの濃い内容が詰め込まれているので仕方ありません。
合計得点:247.21点
アメリカ大会1位のレオくんでしたがグァンホンくん同様ここでGPS敗退。
クラシックを知らない管理人もたまたま「ラルゴ」や「優しい木陰よ」の名前で知っていたとても素敵な曲です。少ししか流れませんでしたが全部見てみたかったですね。
「オンブラ・マイ・フ」の考察してみました!これも伏線かもしれません…
ギオルギーのFP:A Tales of Sleeping Prince
FS使用楽曲:A Tales of Sleeping Prince
テーマ:ハートブレイク
SPが『眠れる森の美女』からの曲に対し、FS曲名を訳すと「眠れる王子の物語」。女性ボーカルのとても素敵な曲です。
これまた衣装が右半分はスカート左半分が燕尾服?のようなトンチキな衣装です(笑)
前回、強烈な魔女カラボスを見せたギオルギー!今回も面白かったっ!!
ストーリーはSPの続きになっていて…
魔女カラボス(自分)によってお姫様(アーニャ)にかけられた永遠の呪いを王子様(自分)がキスをして目覚めさせるというもの(笑)
合計得点:252.44点
滑走中のリアルハートブレイクが響いてギオルギーのGPSもここで終了。
ギオルギーよビッチィなアーニャよりいい女の子いるって元気出してー!
1回目見たときは気づきませんでしたが、このプログラムには勇利とヴィクトルの関係性を暗示してるような言葉が多いように感じました。
【気になるポイント】
A Tales of Sleeping Prince
→「美女」「姫」ではなく「王子」
→2話でヴィクトルが「子豚ちゃんを王子様に〜」と言っている
→「眠れる王子」は勇利?
ヤコフ(ヴィクトルにないものを求め形にしたプログラム〜)
→ヴィクトルにないもの”heartbreak”悲嘆・胸が張り裂けるような思い・失恋・傷心
→ヴィクトルはハートブレイクを経験して成長?
ギ「どんなことがあってもきみにキスしてみせる」
→ええ…もうすぐ…
ギ「きみを救うと約束するよ」
ギ「いつもきみの見方さ。だからきみも救うと約束して」←??
ギ「きみはひとりじゃない」
→実はヴィクトルと勇利の関係を暗示?
眠れるお姫様(目覚めさせて)
→曲名から考えてると「眠れる王子」の言葉
→「眠れる王子」を目覚めさせる?キスで…?
勇利のガラスのハートが限界に!!
昨日のSPの男らしい勇利はどこ〜?
今日の勇利は今にもメンタルが崩壊してしまいそうな様子。勇利は感情がコロコロ変わりやすくまるで女子みたいですね。
滑走順が近づくにつれてどんどん表情がヤバくなる勇利。ヴィクトルは勇利を落ち着かせるため人気のない地下駐車場まで連れて行くのですが…
勇利を心配するあまり感情的になり思わず声を荒げるヴィクトルを見れる珍し場面です!
ヴィクトルは割といつものほほ〜んとしてマスコット的な感じもしてたので、男っぽい感じにドキッとしましたよ!
そしてヴィクトルは一か八かの賭けに出て、勇利のガラスハートを粉々に壊してしまいます…
勇利が心の中にずっとあった決して口に出せないヴィクトルへの思いを涙ながらに伝えるシーンが必見です!!
シチュエーションも相まって…まるで男女の別れのシーンのようで(笑)
それにしても勇利は本当に繊細ですね…23歳の男がジブリ泣きとは!
相手がヴィクトルだからでしょうか?
ヴィクトルが勇利のもとにやってきて7ヵ月くらいでしょうか…憧れのヴィクトルがそばにいて嬉しい反面、世界からヴィクトルを奪ってしまったことにずっとプレッシャーを感じていたようです。
そして、たくさんの女子を泣かせてきたであろう色男ヴィクトルですが
なんと!泣かれるのは苦手と判明!!
泣く勇利に困惑します。まぁそりゃそうだ(笑)
その後泣き止んだ勇利とヴィクトルが会場へ戻ってくるのですが…
2人とも目をそらしてなんだかちょっと気恥ずかしげです。
…うん。なんだかニヤニヤしてしまう雰囲気です。
【気になるポイント】
ヴィクトルが勇利を心配する場面のBGM
→「オンブラ・マイ・フ」
ヴィクトルのコーチを辞める宣言
→勇利は本心でないとわかっていた。ヴィクトルのことをよく理解
→でも号泣。ヴィクトルを失うことを恐れている
ヴ「キスでもすればいいのかい?」
→冗談のように言った言葉ですが…
→「キス」というキーワードまた出ました…
勇「僕が勝つって僕より信じてよ」
勇「黙ってていいから、離れずにそばにいてよ」
→ヴィクトルは目を大きく見開き、心を動かされている様子
→「離れずにそばいにて」は昨シーズンのヴィクトルのFS曲
勇利とヴィクトルが戻ってくるシーン
→ヴィクトルが勇利の肩を抱いている
→BGMがギオルギーFS曲の一節「I promise to you, I’ll save you now〜♪」
→意味は「きみを救うと約束するよ」
勇利のFS:Yuri on ICE
FS使用楽曲:Yuri on ICE
テーマ:勇利の愛
今回はどんな風にリンクに勇利を送り出すのかと楽しみにしていましたが
なんと!割とあっさり無言でリンクへ行ってしまいました!!
えぇーちょっとがっかり〜
…と思っていたらFSで勇利覚醒!!泣いてスッキリしたようです!
さっきまでの緊張は嘘のように、ヴィクトルについて心の中でグチりながら滑るリラックスぶり!
ミスもありますがもう何も怖くない様子。試合そっちのけでまだ見たことのないヴィクトルの表情を引き出したいと一番最後の4回転トーループを高難易度のフリップにしてみることに…
ここが見所!!
勇利のステップシークエンスが美しい!
「もっと強くなりたい!もっと強くなれる!僕はヴィクトルの想像を超えられる!」
そう自分を奮い立たせます!このシーン勇利の演技と音楽が非常にマッチしててもう素敵で素敵で(涙)
高難度の技を決め、勇利の体力のすごさがよくわかる場面になっています。
ヴィクトルをただ驚かせることを考えて滑った勇利と勇利の滑りに百面相するヴィクトルが印象的でした。
【気になるポイント】
ヴィクトルのつむじをつんつん
→また出てきました
→4話は1つんしてヴィクトルに土下座して謝っていました
→今回は3つん+頭ぽんで無言で立ち去ります。からかってる?
勇(ヴィクトルのバカっ!)
→メンタル弱いのはもとからなのでコーチするなら覚悟しろっと吹っ切れる
→憧れの存在から親密な関係へ
勇(僕はヴィクトルの想像を超えられる)
→3話に続き「ヴィクトルを超える」というキーワード
ユリオが最後の4Fに驚愕
→SPのときはぷっくりムクれていた
→以前は格下に見ていましたが…
4回転フリップはヴィクトルの代名詞
→プログラム最後の4Fはヴィクトルもしなかった
→勇利は部分的にヴィクトルを超えてきた?
観客を驚かせる勇利
→ヴィクトルはよく観客を驚かせていた
→ヴィクトルに近づく勇利
うつくしすぎて言葉にできないっ!!
滑り終わった勇利のもとへ走り出すヴィクトル!
勇利も大歓声が鳴り止まないリンクをヴィクトルに向かって必死に滑り出します!
リンクサイド…
ヴィクトルに向かい滑りながら感想を聞く勇利…
微笑むヴィクトル…
そして
え!?
ええっ!!!???
あっ!!あああああああああああああ!!!!!!!!
「エンダアアアアアアアアアアアアアイヤアアアアアアアアアアアアア」と脳内で自動再生されてしまうシーンなのです
がっ!!
肝心なところが腕で見えないじゃないですかぁーーーーー!!
ヴィクトーーーーーーーーーール!!!!!
ふたりがキスしたかわかりませんが、氷の上に倒れ込んだふたりが幸せそうなのでもうそれだけで十分です!
よく見るとさりげなくヴィクトルの手が勇利の頭の下にあったり愛を感じました!!
ヴィクトルが走ってくるとこからの演出が素晴らしかった!
ヴィクトルが勇利へ飛び込んだところで無音になり、そこからはじまるエンディングのイントロ…うつくし過ぎて言葉にできませんっ!!
「愛」にも色々ありますが、勇利とヴィクトルの間にある「愛」はどんなものなのでしょう?
「師弟愛」「恋愛」?ますます気になり目が離せません!
合計得点:??????
【気になるポイント】
ふたりがいる場所はキスクラの前?
→キスクラとはキス・アンド・クライ
真利姉ちゃんだけドン引き
→他の人は頬を赤らめたり口をあんぐり
→これはもう…
ヴ「勇利以上に驚かせる方法はこれしか思いつかない」
→勇利が驚くようなことをした
EDのイントロが『You Live Only Once -everlasting-』に似ている
→厳密には違うと思いますが
→”everlasting”は「ずっと続く」「永遠」の意味
中国大会の結果
グランプリシリーズ第3戦の結果はこのように!
- ピチット
- 勇利
- クリス
- ギオルギー
- グァンホン
- レオ
グランプリシリーズ第2戦のカナダ大会2位のユリオと並ぶ結果となりました!
次のロシア大会は「勇利が優勝する」とインタビューで答えるヴィクトル。
そんなヴィクトルではなく、勇利に対し怒りの闘志を燃やすユリオ!
って、優勝するって言ったのヴィクトルなのにぃ(笑)
まとめ
凄まじい盛り上がりを見せた『ユーリ!!! on ICE 第7話』でした!
キスした・キスしてないは、見えてないので正直わかりません。視聴者の想像にお任せしますということでしょうか。
個人的には前回と今回「キス」というキーワードがちょいちょい出ていたので、キスしたのかなと思ってます。ハグじゃちょっと驚かないし。
『眠れる森の美女』について考察してみました!
この「キス」の伏線がまさかの1話のあのシーンにありました。
例のシーンがうつくし過ぎて何度も見返しているのですが、あまりに好き過ぎてYouTubeの外国人の反応も色々見てみました。
外国人にとってキスは挨拶!と思いきや…
意外なことにみんな一様に驚きと歓喜の叫び声をあげていました(笑)
男同士のキスは珍しいことのようです。ロシアのご挨拶なのでしょうか。
例のシーン以外では、ショートとフリーで試合前後の選手の行動の違いが気になりました。
SPでは試合前後に他の選手と滑走の様子をいっしょに見たりしていたのですが、FSではみんなそれぞれ自分の試合に集中しています。
この辺SPとFPの重さの違いがわかり面白かったです。
1話で勇利が完コピしたヴィクトルの「離れずにそばにいて」がなんとなく気になってましたが、勇利の台詞のなかに出てきました。
やはり伏線になっているようです。
今回「守る」とか「救う」というキーワードがやたら目につきました。
今回、ある意味ヴィクトルに「守られ」「救われ」た勇利ですが、そういう事態がこの先も起きるのでしょうか?
次回予告をよく見ると勇利のSPの場面でしょうか?観客席がなぜか空席なのが気になります。何かの間違い?
次回はロシア大会!久しぶりにユリオの出番です!
果たしてユリオはプリマになれたのでしょうか?気になりますッ!!