『正解するカド』第10話「トワノサキワ’」の感想です!
なんというか、この宇宙の創世記がとても広大で綺麗だった……
そしてスーパー沙羅花ちゃんの圧倒的なヒロイン力!!
ヤハクィさんの表情も必見ですっ!!
注意:ネタバレありです!あくまで私の個人的な感想や考察です。
この宇宙の創世記…
この宇宙の始まりから現在までの壮大な創世記。
BGMのせいもあってか、ちょっとほろっときました…
ワ. 近づきたいの
それだけなのよ
特に、「ワ」と「キ」が危険にもかかわらず、繭の中に入り違法の特異点、地球に行こう
ってのがなんか泣けました。
異方存在は情報を摂取したい欲求から繭を創造しましたが
自分たちしかいない世界で、ずっと自分たち以外の誰かを探してて、その誰かに会える日を待ち望んでいた…
のかなぁと、万能な神様たちの孤独みたいなものを感じました。
8話の徭さんの話は本当で、40億年前、地球に降りて、地球上の生命体として転生を繰り返しているようでした。
転生する生命体は人類限定ではないようです。
ひょっとして徭さんは人間に転生するのは初めて??
40億年もいるんだから、さすがに何回か人類に転生しててもいいような気もしますが…
でも、あの「クリTシャツ」や「うさぎTシャツ」の絶望的な美的センス…
徭さん、人間1年生ですわ……
徭さん父が若い頃がイケメン!!
気になるお母さんの目の色は普通でした。
お父さん…あなたの娘、沙羅花ちゃんはその気になれば拳銃ぐらい向けられても余裕ですよ。。。
でも、クマさんを見る限り地球の理に逆らわず、そのときはあっさり死を受け入れそうです。
徭「危なくなってもお父さんに教わった通りにするよ」
なにかピンチを乗り切る秘技がある?
そして気になる指輪!
留学時代(大学生かな)にはすでに付けていましたが、これは誰かにもらったもの?それとも自分で作ったもの?
【気になるポイント】
ト. 繭は低次元です
入れば多くの情報が失われます
海?→花→クマ→……→人間「徭沙羅花」
沙羅花の名前
→沙羅双樹(サラソウジュ)の花が由来
→徭父「人間なんて無情なもんだ。ただ春の夜の夢のごとしってよ」
→『平家物語』のように盛者必衰の理を顕しているのでしょうか…
→沙羅双樹は、釈迦が二本の沙羅の木の下で入滅(死亡)したことが由来…
→2話でザシュニナが仏陀のポーズをしていたのが意味深ですね…
→ちなみに、庭の白い花は本種の代わりに日本の寺院に植えられるナツツバキの花
異方存在と人類の「正解」…
徭「ヤハクィザシュニナ!あなたの好きなようにはさせない!…私はこの宇宙の一番のファンだから!」
徭さんそれほどこの繭が大好きなんですね。
ヤ「繭の初期設定のみを行い、以降に手を加えない、自然主義か。異方では普遍的な哲学だが、不正解だ」
自然主義(徭さん)vs 人工主義(ヤハクィザシュニナ)
みたいな派閥争いがあるのでしょうか。。。
6話のザシュニナが指差した地図のモンゴル ウランタイガ生物保護区はある意味伏線だったかな。
徭さんとヤハクィザシュニナに上下関係があるわけではなく、徭さんは低次元の繭に入ったため、異方の力である情報を失ってしまったと。
確かにリアル世界から2次元のファミコン世界の住人になってしまったら、多少チートが使えても、外の世界にいる純粋な創造主には勝てねぇ!!
そして遂に明かされる「正解」とは…
ヤ「異方存在は情報を求めて繭を創造し、宇宙を人を生み出した。そして人は異方へ取り出され、人類と異方存在が出会う。それこそが最終到達点であり、宇宙と人類が存在する唯一にして絶対の解」
なるほどわからん!
真「まさか…お前…人類を異方に連れて行く気か!」
ヤ「カドは境界体であると同時に変換機構でもある。人に会いたい…こんなちゃちな低次元の繭ではなく、本当の世界『異方』で!」
ああー、6話の真道さんのお母さんの台詞が伏線のようですが
あくまで「情報」が目的ですが、その根底には寂しくて「子供」に会いたかった、という気持ちもあるのでしょうか。。。
しかし、ドット絵のファミコン世界の住人をリアル世界に召喚したら…
まさに
壊れてしまうッ!!
ヤ「確かに確率は低い。だがそれは停止の理由にはならない。ひとりでも、たったひとり、たったひとりの変換に成功すれば、目的は果たされる。数は十分、複製もきく、成功するまでればやればいい」
ヒェッ…
これは…真道さんのコピーが数限りなく実験体にされる予感!?
対立するヤハクィさんと徭さんの主張…どちらが「正解」なのか……
親の教育方針の違いというか、どちらも少し人類目線からズレているような気もするのですが。。。
真「ザシュニナ、俺からも言おう。お前は間違っている!…それは教えられない…それを言うとお前の間違いを正すことができなくなるから」
どゆこと???
ヤハクィザシュニナを止めるためのハッタリなのか、それとも本当に理由があるのか?
ヤハクィさんはどうやら人間の「思考」までは読めてないようでした。
ユノクル、相手の喜怒哀楽のような、ざっくりした心の「雰囲気」を読んでいるようです。
ヤ「真道、私は君に自らの意思で異方に来てもらいたかったんだ。異方存在と人類で唯一の正解に辿り着きたかった…だがそれは叶わないらしい…お別れだ」
あっ、サックリいった……
うわぁぁぁぁぁあああああああああ!!
真道さーーーーーんッ!!
やばいやばいやばいッ!真道さんがやばいッ!!しかし……
なんて悲しそうな顔するんだよ…ヤハクィさん…
ヤハクィさん所々で自分の考えが真道さんに伝わらなくて悲しい顔してるんですよね…
基本的に悪い人じゃないんですよ!ちょっと思考が人類と違うだけでッ!
【気になるポイント】
徭さんの頭にふたつの天使の輪?
人類の種族寿命は約10億年…
→異方からしたらほんの一瞬…儚い…
徭さんのヒロインパワーが炸裂ッ!!
徭さんを思わずかばったただの人間、真道さん…
徭さんもあのままじゃやばかったけど、真道さんは瀕死に……
しかし…
真「理由なんかないさ…俺たち人間はときどき不思議なことをする…」
真道さんがいい男すぎるッ!!
「たち」ってのがいいですよね〜
人間だけど異方存在の徭さんをさりげなくフォローする気遣い…
これぞスーパー真道さんッ!!
もともと徭さんはちょろかったけど…
完全に惚れてまうやろッ!!
徭「私はずっと見つめ続けてきました。この宇宙を、生命を、人間を!宇宙の果てしない流れの中でほんの一瞬花を咲かせた人間。その刹那を一生懸命生きる、そんな人間を私は好きになりました。私は人が大好きなんです!」
沙羅花ちゃんマジ天使!!
圧倒的ヒロイン力ッ!!
【気になるポイント】
徭「私が構築した隔絶空間です。ここならザシュニナも発見できません」
キス
→生命力を注入?
動き出す真道さんのコピー…
ヤ「この中に徭沙羅花を捕らえている。暴れたのでね」
真道さんのコピーはヤハクィザシュニナの嘘を信じているようですが…
真道さんの複製だとしても、真道さんが「徭さんが悪い異方存在」とすんなり受け入れることができるでしょうか。。。
ヤハクィさんは都合の良いよう相手の意識を操ったりするタイプには見えませんが
やはり「本物」と「複製」では何か決定的な違いがあるのでしょうか。。。
この真道さんは真道さんであって真道さんでない??
そして本物の真道さんはというと…まぁ無事なんですが…
徭さんがその…まさかの……
全裸ッ!!
異方の力を使いすぎると服が消えてしまう仕様ですか…
迂闊に全力出せないじゃないですかッ!?
いや、徭さんは異方の力の大半を失ってしまったのでしかたありませんが。
さりげなく背を向ける紳士の真道さん!!
しかし、同じ空間に上半身裸の男と全裸の女がふたりきり…
これはさすがの真道さんも意識してしまいますねっ!!
そして、なにやら悲しそうな寂しそうなヤハクィザシュニナ。
真道さんを傷つけてしまたことにより何か新しい感情が芽生えたのでしょうか。。。
【気になるポイント】
品輪博士
→徭さんが入ってる異方の檻(嘘)を見て喜ぶ
→他と善悪の感じ方とかズレてる…
→花森、浅野さん、夏目さんはショックを受ける
日異共同イニシアティブ合同委員会
『正解するカド』考察
この繭の管理人…
徭さんひとりがこの繭(宇宙)の管理者と思いきや、ト,ワ,ノ,サ,キ,ワ’の6人(?)の異方存在がこの繭を管理しているようでした。
会話の内容から、繭の特異点「地球」に降りてきたのは、「ワ」と「キ」で、特異点に強く惹かれていた「ワ」が徭さんのような感じがしました。
徭さん以外にもう1人「キ」が確実に地球で転生を繰り返しているような気がしますが…
誰なんでしょう。。。
ト:「ですます」口調
ワ:好奇心が強く大胆。危険を顧みず特異点に行く(徭さん?)
ノ:疑問を呈する
サ:繭の中に入ることを危険視
キ:危険性を理解した上でワと同様特異点に行く(地球にいる?)
ワ’:一言しかしゃべってない
トワノサキワ’ってなにか意味があるのでしょうか?
言葉だけてみると、死に際の意味の「今際の際(いまわのきわ)」に似ている気がしますが
キがないけど「永遠の際(とわのきわ)」とか「永遠の先わ」みたいな何か意味がある言葉なんでしょうか。。。
徭さん以外の管理人は?
徭さんが「ワ」だとして、「キ」は一体誰なんでしょうか?
登場人物にいるか不明ですが、いると仮定して推測してみます!
異方を理解、ぶっ飛んだ性格、UFOのTシャツ、黄色い瞳…
の「品輪彼方」博士がビジュアル的にも名前的にも怪しい気がしますが、ちょっと狙いすぎているような気がするので、あえて異方存在じゃないと予測します。
で、逆に全然怪しくない「花森瞬」が意外と異方存在だったりするんじゃないかと予想!
徭さんは人間1年生って感じで、まだ慣れてないような感じもしますが、もう1人の異方存在は何度も人類に転生して、人間世界に馴染んでいるんじゃないかと予測。
意外と「ザ普通」ってキャラが実は…ってパターンありますよね!
大穴では、女子アナウンサーの「深水ソフィー」さんとかも名前が怪しい気がするんですよね。
ト,ノ,サ,ワ’の4人の異方存在は今もこの繭を管理しているのでしょうか…それとも。。。
『人間万歳』の「隣の宇宙の神様」に当たる人物もでてくるのでしょうか。
品輪博士がなんか怪しい感じがします…異方存在とは別の存在だったりして、異方存在を作った存在とか。。。
ザシュニナと徭さん、どちらが「正解」なのか…
身を危険に晒し異方に行きで種の存続に希望を賭けるか…
ただ自然のままに運命を受け入れこの宇宙で儚く朽ちていくか…
対立するヤハクィさんと徭さんの主張。
どちらの主張も一理あるんですよね。
しかし、ここには人類の目線が欠けているような感じがします。。。
徭さんは人間でもありますが…完全に消滅することなく地球で転生を繰り返している異方存在
正直、人類とはちょっと思考にズレがあるんじゃないかなと思います。
なので、どちらも「正解」じゃないんじゃないかと思います。
真道さんは徭さんに共感してヤハクィザシュニナを倒すっ!
って展開になりそうな感じもしますが、それじゃ単純すぎるので真道さんの交渉哲学、Win-Winに持っていくんじゃないかと思います。
個人的には、異方存在が地球に来ちゃえばいいのでは!?と思います。
異方の力の多くを失ったとしても、少なくとも死なないようだし
異方が求める「情報体」の人類と一緒に暮らして、いつか滅ぶ人類を進化させ、滅びから逃れる方法を一緒に探せばいいじゃないかと。
これ、異方存在でも一瞬では解けない難問ですよ!
でも、異方サイドからしたらこの世界が低次元で「ちゃち過ぎる」ってのがネックなんですよね…
この辺をどうするかがポイントになるんでしょうか。
まとめ
なぜ人は生まれてきたのか?
例え誰かに作られたとしても、そこにどんな理由があっても、個人的にはやはり知りたいものです。
「情報」や「正解」とかいろいろ言っているけど
結局、広い世界で他の誰かに出会い一緒にいたかったって話なんじゃないかと感じました。
人類は、異方存在に作られた「子供」のような存在ですが、子供もいつまでもいつまでも子供のままではなくちゃんと成長しています。
親があれこれ心配する必要はなく、人類は自分で自分の道を選べる段階まで来ているんじゃないでしょうか。
神のような万能な存在がいると知ったら、それに近づきたいと望むのは当然だし、神のテクノロジーを使って滅びたとしても、それも人類が選んだ道です。
それにしても、異方存在が費やした時間がガチで気が遠くなるような時間で!!
寿命が縮むとか、死ぬとかじゃなければ、何か異方の為に協力したい気持ちになります!
ザシュニナに攻撃されたら徭さんも本当の意味で死んでしまうのかちょっと気になりました。
あと、転生している徭さんと人間じゃ「死」の概念がちょっと違う気もするのですが…その辺どうなっているんでしょう。
今回の話と「正解」という言葉で、またまた『ゼノギアス』なんですが、EDテーマ『Small Two of Pieces〜軋んだ破片〜』を思い出します。
「あなたと私なら答えを見つけられる」って意味の英語の歌詞が素敵なんですよね〜本当名曲です!
『正解するカド』も異方と人類でないと答えを見つけることができないようですが…「正解」って何なんでしょうね。
沙羅花ちゃんがヒロインレースを大きくリードした回でした!
このままいっきに真道さんとくっつきそうな空気もありますが…
どうする!?ザシュニナちゃん!!
ザシュニナちゃんのションボリした顔見てられないよ!
真道さん!ザシュニナちゃんの心もケアしてあげてっ!
しかし、ザシュニナちゃんがヤバイことするときの「カド…」が本当に怖いぃ!
「カド…」って言った瞬間にあっ…てなる(笑)
愛憎渦巻いているようなザシュニナちゃんがヤンデレになってしまうのか
真道さんと徭さんはこの難局をどう乗り越えるのか気になります!