今回はGIMPで菱模様(ひしもよう)を描いてみました!
菱模様にはいくつか種類があり、この菱模様は四つ割菱といって菱形の格子のなかにある四つの菱形が特徴です。
菱模様のパターンを作って描きます。
事前準備
GIMPを起動し新しい画像を作成します。
キャンバスサイズをヨコ:タテ=√3:1にします。
タテの長さが90pxの場合、ヨコの長さは 90×√3=155.884…≒156pxにします。
ここでポイントはヨコもタテも偶数にすることです。
例えばヨコの長さが計算して奇数になってしまった 場合は1足すか引くかして偶数にします。
それほど厳密にやらない場合は√3を1.7に置き換えましょう。
[表示]から[ガイドの表示]、[ガイドにスナップ]、[キャンバスの境界にスナップ]するようにして、キャンバスの中心にガイドを表示すると作業しやすいと思います。
ガイドを表示する方法を参考に。
(わかりやすいように背景レイヤーを水色にしていますが、背景レイヤーは白のままで大丈夫です)
菱模様のパターンをつくる
1. ひし形の格子を描く
ガイドを目印に図のように[パス]を使いひし形を作ります。
透明レイヤーを追加し、[編集]-[パスの境界に描画]でひし形の格子を描きます。
ここでは2pxで描きました。描けたらこのレイヤーを非表示にします。
2. 模様を描く
2のひし形の格子レイヤーの上に透明のレイヤーを追加します。
[選択]-[パスを選択範囲に]して黒(000000)で塗りつぶします。
同じレイヤーに今度は描画色を白(ffffff)にして[編集]-[パスの境界に描画]で太めのひし形の格子を描きます。
ここでは18pxで描きました。
[パス]で図のように×を作り、白で[編集]-[パスの境界に描画]で細めの×を描きます。
ここでは4pxで描きました。
[色]-[色を透明度に]で白い部分を透明にします。
これが四つ割菱の模様になります。
作った模様を複製して、キャンバスの四つの角に配置し、1のひし形の格子レイヤーを表示したら菱模様のパターンの完成です。
このイラストをGIMPパターンに追加して塗りつぶすと…
まとめ
こんな感じの菱模様のイラストが描けます!
こんな感じの菱模様のパターンも作ってみました!
こちらの模様は菊菱といって、菊の花をひし形状にしたものです。
ひし形の格子を目安にしてひし形になるように花を描きました。
パターンで塗りつぶすとこんな感じになりました〜。
菱模様はあまり見ないな〜と思ってふと畳を見たら畳縁が菱模様でした!
和柄をいろいろと描いてきましたが和柄はかわいいし見てて楽しいです。