『すかすか』感想&考察:挿入歌「Always in my heart」などが良曲すぎる!

アニメ『終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?』のオリジナルサウンドトラック『青い記憶』が発売されました!

管理人はあの挿入歌「Always in my heart」「Scarborough Fair」を中心に数曲ダウンロードしてみました!

今回は、山田タマルさんが歌う『すかすか』の挿入歌から物語やクトリの想いを考察してみようと思います。

注意:ネタバレありです!あくまで私の個人的な感想や考察です。

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Always in my heart

Always in my heart」は第1話の冒頭、この物語の「終末シーン」で流れていた曲なんですが、控えめに言ってこの曲…

神曲ですッ(号泣)

すごく切なくて、胸が締め付けられます…本当に。

例の終末シーンは、物語的にも映像的にも声優さんの演技的にも、それはもう最高に綺麗な場面なんですが…

物語の始まりで全く話がわからない状況で、ここまで心を大きく揺さぶり、泣かせにくるのはやはりこの歌の美しさがあるんじゃないかと思います。

曲はアイルランド民謡調の英語の歌詞の曲なんですが、正直、アニメを観ていない人にも全力でおすすめしたい良曲…いや神曲です!

話を知らない人が聴いてもジーンとくるんじゃないかと思います。

アイルランド民謡(調)の曲ってすごく不思議ですよね…

「すごく懐かしくて、愛しくて、大切な何かがあったんだけど、それはもう朽ちて今はこの世界のどこにもない…」みたいな……ちょっとなに言ってるか意味不明だと思いますが(汗)

とにかく!なんでこんなに切ない気持ちになるんでしょうね。

メロディーの美しさもさることながら、山田タマルさんの歌唱力が素晴らしい。優しく透き通った歌声の中にもクトリのまっすくで力強い意思のようなものが表現されていて涙を誘います。

こちらの『すかすか』のPVでほぼフルで聴けます!PVも泣ける!

Always in my heart 歌詞

歌詞の内容はクトリの人生と生き様そのものになっています。

ざっくり解説すると…

最初から残酷な運命が定められた人生だけど、それも自分の人生と受け入れ、その道の中で本当に大切なもの、愛を見つけて精一杯生きる——

みたいな感じで…歌詞読んだだけで

号泣します(号泣)

クトリの人生そのものなんですが、私たち人間の人生にも通じるものがあって心に響きます。

歌詞の全てが素敵で全部紹介したいところですが、著作権上それはできないので一部だけ紹介します!

※歌詞は公式でなく聴き取ったものなので間違っているかもしれません。訳は直訳に近い感じにしました。

“I swear to go whatever will be
‘cause there’ll be something to see and to find”

進むと誓う なにが起きようとも
だって そこには 出会うもの見つけるものがあるから

“I don’t know the meaning of life
but I know what’s truly precious”

人生の意味はわからないけど
本当に大切なものは知ってる

ここから続く歌詞もとてもいいんですよね〜どのパートも本当に素敵ですごく迷いました!

この他に「星々の光が私をあの人へ導く〜」みたいな歌詞があって、最終回でクトリが星神エルクの応援を受けて時空を突き抜けヴィレムのもとまで落下するシーンを思い出します。

アニメのアイルランド民謡(調)の曲

「Always in my heart」の懐かしく切ない雰囲気は、アイルランド民謡「Dawn By The Salley Gardens」(サリーガーデンのほとりで)に少し似ているかもしれません。

アニメ『フラクタル』のエンディングテーマにも使われていました。英語日本語バージョンがあります。

あまりいい評価を聞かないアニメですが…管理人は結構好きでした。

『このすば』1期のED「ちいさな冒険者」と2期のED「おうちに帰りたい」も雰囲気が似ているかもしれません。「おうちに帰りたい」は、どちらかというとカントリー調?

アニメではありませんが、映画『タイタニック』にもアイルランドの曲が登場しますよね。管理人は「3等船室でのアイリッシュ・パーティー」が好きです。

Scarborough Fair

Scarbrough Fair」の原曲…というか、そのもの「スカボロー・フェア」はイギリス(イングランド)の伝統民謡。

歌詞がとても意味深で、“ある事柄”の隠喩となっており、考察がとても興味深い歌です。

その隠喩もあってかアニメにも度々登場し、アニメ好きには馴染みがある海外の民謡かもしれません。

……追記しているうちにかなり長くなってしまったので、こちらの記事に分けました!

『すかすか』感想&考察:挿入歌「Scarborough Fair」の歌詞と考察
「Scarbrough Fair」の原曲は…というか、そのもの「スカボロー・フェア」はイギリスの伝統民謡。 歌詞がとても意味深で、"ある事柄"の隠喩と言われ、考察がとても興味深い歌...

Call you

Call you」は、第9話でクトリがヴィレムとレンと地上へ向かうため妖精倉庫を後にする場面で流れていました。

クトリが先輩から貰った大切なブローチを机に置いていくことから、もう「クトリ」として帰ってこれないことを予期しているようなシーンでした。

歌詞を見てみましたが、結構気になる内容でした。

※歌詞は公式でなく聴き取ったものなので間違っているかもしれません。訳は直訳に近い感じにしました。

“Want where we’d been together in the sphere
I’m searching for where you are and my soul”

私たちが一緒にいたあの空へ行きたい
私はあなたと私の魂を探してる

“sphere”は「球」「天球」の意味で、そこから「天(空)」の意味がありますが、「雲 人が魂を置く場所」「雲 人が魂を忘れる場所」みたいな意味の歌詞があるので、魂が還っていく場所のようなニュアンスがあるのかもしれません。

最終回の後、クトリがどうなってしまったか不明ですが、何者かになってしまったクトリがヴィレムと自分の魂を探しているような印象を歌詞から受けました。

“I don’t know what was true or false that you’ve said to me
but it’s all my love to believe in you in my life”

あなたが私に言ったことが本当か嘘かわからないけど
私の人生であなたを信じることが私の愛

ヴィレムはかつて守れなかった大切な人をクトリに重ねているような所がありました。

クトリはヴィレムをよく見ているので、そういうところも気づいていて、理解した上でヴィレムのことを好きなような感じがしますね。

「魂」というキーワードをこちらの記事で少し考察してみました!

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Ever be my love

Ever be my love」は、最終回(第12話)のエンディングに流れていた曲です。

クトリという女の子は終末を迎えましたが、彼女の残した何かが未来へと繋がっていく希望のようなものを感じさせる最終回でした。

この歌もあって、悲しいけど心がすっと洗われるような爽やかな余韻に浸れました。

よく聴いてみましたが管理人のリスニング力と英語力では部分部分わからないところが結構ありました。

が、内容は悲恋を歌っています。

※歌詞は公式でなく聴き取ったものなので間違っているかもしれません。訳はちょっとうまく訳せなかったので意訳…というかフィーリングです…。

“When the dawn is close in sight
We never say good-by and never see again
So the mourning I’ll live with”

夜明けが見えてきたとき
私たちはサヨナラは言わない もう会えない
だから この悲しみと生きて行く

正直正しく聴き取れている自身がありません…

歌詞を見ると、クトリとヴィレムは2度と出会えないような感じがしますねorz

あくまでクトリ目線の歌なので、ヴィレムにはそこのところどうにがんばって覆して欲しいぃ。

 “As ever be my love, you’ll ever be the one
I’ll love you more”

これまでも これからもあなたはずっと私の恋人
あなたをずっと愛してる

「ずっと愛してる」と歌ってますがクトリはどうなってしまったんでしょうね。消えてしまったのか、それともなんらかの形でまだ存在しているのか気になります。

クトリにとってヴィレムが本当に特別な運命の人だということが伝わってきます。

もしクトリが普通の女の子だったらとか、違う人生でふたりが出会っていたらとか、そんなことを考えてしまいます。

まとめ

挿入歌の歌詞がどれほどストーリーに沿って作られているかは不明ですが、結構物語の伏線や暗喩になっているように感じました。

「Call you」「Ever be my love」の歌詞を見ると、夜が明けて朝が来たら夢から醒めるように幻のように消えてしまう妖精兵器の儚さや切なさを感じます。

サントラ『青い記憶』収録の山田タマルさんの挿入歌は

  • Always in my heart
  • Scarbrough Fair
  • Call you
  • Ever be my love

の4曲で全て英語の歌詞になっています。

どの曲もしっとり落ち着いたバラード調の曲でとても素敵です。「Ever be my love」はもうちょっとテンポが良く力強い感じでしょうか。

その他に「Always in my heart」の歌詞なしのギター、バイオリンVerがあって、管理人はバイオリンの方もダウンロードしました。

普段アニソンを聴かない人でも抵抗なく聴けるような曲なので、「アニソンはちょっと…」という人にもオススメです!

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